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【日次レポート(6/16)】105Kドル台で底堅く推移|ポジション整理継続も需給は安定

本日の注目ポイント

  • ビットコインは105Kドル台を維持し、底堅い動き
  • 建玉は小幅減少、清算も落ち着き調整一巡の兆し
  • 実現利益は減少、利確圧力はやや後退傾向
  • 取引所への流入は限定的、売り圧力も小康状態
  • マクロでは米原油価格が急騰、リスク選好意欲に影響も

1. 価格とテクニカル動向

ビットコインは終値ベースで105,515ドル(前日比 +0.05%)と、わずかに上昇。
高値は106,229ドル、安値は104,568ドルと広めのレンジで上下しながらも、終値は30日EMA(105,182ドル)上をキープ。

ローソク足は下ヒゲ陽線で、押し目買い意欲の強さがうかがえる形状でした。

2. デリバティブ市場の動き

オープンインタレスト(OI)
  • 最新値:33.61Bドル(前日比 小幅減)
  • 清算後もポジション増加は限定的。様子見ムードが広がっています。

強制清算(Liquidation)
  • ロング清算:18.8Mドル(前日比 -90%)
  • ショート清算:6.9Mドル(前日比 ±0)

清算急減により、ポジション調整フェーズは一服した印象です。


資金調達率(Funding Rate)
  • 最新:+0.00629(前日比 大幅増)
  • ロング優勢が再拡大、過熱再燃への警戒感がやや高まっています。

3. オンチェーン分析

実現損益(Net Realized Profit/Loss)
  • 6月14日時点:+214Mドル(前日比 約 -85%)
  • 利益確定売りは落ち着きつつあり、上値重さも和らぎました。

取引所フロー(Exchange Netflow)
  • 6月15日:+455BTC(前日比 プラス転換)
  • わずかな流入が見られたが、需給の崩れは今のところ限定的

トランザクションデータ(6月15日時点)
指標 数値 備考
取引件数 155,355件 活動水準は安定
総取引量(USD) 約4.46Bドル 前日比で大幅減少
平均取引サイズ 約39,183ドル 大口傾向は継続



今週の注目経済指標(6月17日〜21日予定)

  • 6月18日(火)22:30
    米小売売上高(5月)
    消費動向の判断材料として注目される指標。前月比+0.3%予想。
  • 6月19日(水)27:00(20日午前3:00)
    米FRBパウエル議長発言(下院委員会証言)
    年内利下げに関するスタンスに注目が集まります。
  • 6月20日(木)21:30
    米新規失業保険申請件数(週次)
    労働市場の堅調度を確認する指標。市場は引き続き低水準を予想。
  • 6月21日(金)23:00
    米中古住宅販売件数(5月)
    住宅市場動向の変化とインフレ圧力との関連で注目されています。

相場雑感

連日のレンジ推移ながら、デリバティブとオンチェーンの「熱冷まし」の動きが一服
ここからは需給改善とともに、再び上値を試す基盤形成局面となりそうです。
ただし、資金調達率の過熱再発には注意を払いたいタイミングです。

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