2024年に米国でビットコイン現物ETFが承認され、企業や機関投資家も参入。とりあえず取引所で買って放置──そんな人も増えています。
ただし取引所の資産は “取引所のホットウォレット” に置かれているだけ。過去には Mt.Gox や FTX の破綻で資産にアクセスできなくなった例もありました。
長期で守るならオフライン保管(ハードウォレット)が鉄則。
とはいえ製品が多すぎて迷いますよね…。
そこで今回は、初心者に人気の2機種「Ledger」と「Trezor」に絞って、違いと選び方をサクッと解説します。
本記事で分かること
- 取引所に置きっぱなしが危険な理由
- 自分に合った保管スタイルと機能の選び方
- LedgerとTrezorの違いとおすすめモデル
- 初めてでも迷わないハードウォレットの決め方
まずは保管スタイルを決めよう
チェック項目 | ライトユーザー | アクティブユーザー |
---|---|---|
資産額 | 〜10万円 | 10万円以上 |
送金頻度 | 月に1回未満 | 週1回以上 |
デバイス | PC中心 | スマホ中心 |
ライトユーザーはエントリーモデル、アクティブユーザーは上位モデルがおすすめです。スタイルが決まれば、次は必要な機能をチェック。
必要な機能で選ぼう
- スマホだけで完結したい → Bluetooth対応
- まずは安く始めたい → エントリーモデル
- NFTや複数チェーンを管理 → 対応通貨数の多さ
- 外出先でも署名したい → バッテリー内蔵
機能が分かれば、選ぶモデルも自然に絞れますね。
おすすめハードウォレット2ブランド
ブランド | 特徴 |
---|---|
Ledger Nano シリーズ | 対応通貨 5,500種以上/価格も手頃/Bluetoothモデルあり |
Trezor シリーズ | 完全オープンソース/タッチ操作モデルあり |
Ledger vs. Trezor【ざっくり比較】
プロジェクト | Ledger (Nano S Plus / Nano X) |
Trezor (One / Model T) |
---|---|---|
対応通貨数 | 約5,500種類(NFT◎) | 約1,000種(BTC系に強い) |
価格 | S Plus:1.5万円/X:2.5万円 | One:1.5万円/T:3万円 |
接続 | USB-C/Bluetooth(X) | USB-C/タッチ(T) |
オープンソース | 一部のみ | ◎ 完全公開 |
※ 価格は2025年7月時点の公式ストア参考価格です。為替やセールで変動します。
対応通貨と価格なら Ledger、オープンソース重視なら Trezor が無難かなと〜。
各モデルをサクッと紹介
Ledger Nano シリーズ
- Nano S Plus:約1.5万円。エントリーに最適。
- Nano X:Bluetooth・バッテリー搭載でスマホ完結。DeFiユーザーに◎。
Trezor シリーズ
- One:1.5万円。オープンソースで安心。
- Model T:タッチ操作で直感的。価格は高め。
迷ったらこのチェックリスト
質問 | はい→ | いいえ → |
---|---|---|
スマホだけで運用したい? | Nano X | 次へ |
オープンソースにこだわる? | Trezorシリーズ | 次へ |
1.5万円以内に抑えたい? | Nano S Plus/One | Nano X/Model T |
それでも迷うなら、Ledger Nano S Plus を選んでおけば無難です。
まとめ:ハードウォレット代は“最安の保険”
Ledger Nano S Plus / Trezor One は約1.5万円。
BTCの価格が何倍になっても、ハードウォレットの価格は据え置き。
“資産が増えるほど割安になる保険”とも言えますね。
取引所リスクを考えれば安すぎる保険料かなと。
ぜひこの機会にハードウォレットデビューを。
この記事で紹介したハードウォレット
- Ledgerシリーズ: Nano S Plus / Nano X
- Trezor シリーズ: One / Model T
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