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BTC反発なるか?6つの指標が示す“転換の兆し”と想定シナリオ【6月第4週】

6月末時点のBTC価格は107,524ドル。高値圏でもみ合う中、複数のテクニカル指標に反発兆候が見られ始めています。短期トレンド転換に注目が集まる今、定番6指標を用いて相場の現在地と展望を整理します。

指標 現状 評価 コメント
パターン 持ち合い継続 ★★★☆☆ レンジ上限に接近
SMA GC目前 ★★★★☆ 25SMAが支持線に
一目均衡 雲上推移 ★★★★☆ 基準線が下支え
ボリンジャー 収縮中 ★★★☆☆ エネルギー蓄積
MACD クロス寸前 ★★★★☆ 好転シグナル接近
RSI 55.5 ★★★★☆ 上昇余地あり
総合評価:3.8(やや強気)
テクニカル的には押し目買いが優勢になりつつある局面。明確な上抜けでトレンド継続の可能性。105,000ドル台の維持がポイント。

パターン分析

4月に急騰した後、5月以降は横ばいの調整が続いています。直近では高値をやや切り下げつつも、安値を切り上げる形で持ち合いが形成されており、三角保ち合いの様相。方向感には乏しいものの、売り圧力は限定的。108,500ドル〜110,000ドルを明確に上抜けると、上昇トレンド再開の見方が強まります。一方、105,000ドルを割り込むと再調整の警戒も。

移動平均線(SMA)

短期線(9SMA)が中期線(25SMA)を上回りつつあり、ゴールデンクロス目前。ローソク足は両移動平均線の上に位置しており、テクニカル的には安定した上昇基調。25SMA(106,069ドル)は直近の押し目の下限として意識されるライン。両線が右肩上がりで推移しており、相場の下値を支える存在になっています。

一目均衡表

現在のローソク足は雲の上にあり、基準線と転換線もともに好配置。遅行スパンもローソク足より上に位置しており、総じてテクニカル的にポジティブな構成が維持されています。雲の下限(約104,400ドル)は強力な支持帯として機能しそうです。今後もこの水準を割り込まない限り、上昇トレンド継続と見られます。

ボリンジャーバンド

バンドは収縮傾向にあり、今後の拡大局面に向けて力を溜めているフェーズです。現在価格はミドルバンド(20SMA)と+1σの間に位置しており、バンド上限を上抜けられるかが焦点。方向性が出にくい局面ですが、バンドブレイク時には急騰・急落の可能性があるため、トレンド発生の初動に注目です。

MACD

MACDラインがシグナルに接近し、クロス目前。ヒストグラムも赤から緑へと変化し、モメンタムの転換を示唆。MACDは後追い型の指標ですが、トレンドの持続性を測る上で有効。クロスが確定すれば中期トレンドの反転サインとして注目されやすく、買いの勢いが加速する可能性があります。

RSI(相対力指数)

RSIは現在55.5と中立〜やや強気の水準。売られすぎ圏から脱し、上昇トレンドを示唆しています。極端な過熱感はなく、まだ上値余地を残している点はポジティブ。60〜70に向けて上昇できるかどうかが、次の強気シナリオの鍵になります。

まとめと今後の想定シナリオ(筆者見解)

現時点のテクニカル指標を総合的に見ると、ビットコインは「上昇再開の転換点」に位置している可能性が高いと考えています。移動平均線(SMA)はゴールデンクロス形成目前であり、MACDやRSIにもモメンタムの回復が見られます。一目均衡表の構成も依然として強気を示しており、複数の指標が同時に好転しつつある状況です。

筆者としては、105,000ドル台を維持しつつ109,000ドルを明確に上抜けることで、次のターゲットである113,000ドルへの展開が現実味を帯びると見ています。とはいえ、相場は常に不確実性を含んでおり、特にボリンジャーバンドの収縮局面では急変動が起こるリスクもあります。

そのため、強気シナリオへの期待が高まる一方で、過信せずに冷静な判断を保ち、相場の変化に柔軟に対応していく姿勢が求められる局面と言えるでしょう。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任にてお願いいたします。

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※本レポートに掲載しているチャート画像・データの一部は、TradingViewをもとに作成しています。

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