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【日次レポート(6/14)】ビットコインは105Kドル台を維持|ロング清算・建玉減少で調整色強まる

本日の注目ポイント

  • ビットコインは105Kドル台を維持、方向感に欠ける横ばい推移
  • ロング清算が急増、建玉(OI)も減少し調整ムードが強まる
  • 実現利益が拡大、投資家の利確傾向が明確に
  • 取引所への資金流入があり、短期的な売り圧力に注意

1. 価格とテクニカル動向

ビットコインは本日、終値ベースで105,858ドルを記録(前日比 -0.12%)。
高値は106,104ドル、安値は105,726ドルと狭いレンジ内での推移となりました。

30日移動平均線(EMA)は約105,186ドルで、終値はこの水準を維持しています。
現在のローソク足は上下にヒゲをつけた中立型の陰線で、方向感はやや後退しています。


2. デリバティブ市場の動き

オープンインタレスト(OI)
  • 最新値:33.76B(前日比 減少)

OIが価格とともに下落しており、ロングポジションの巻き戻し(利確・清算)が進んでいる可能性が高いです。

強制清算(Liquidation)
  • ロング清算:128Mドル
  • ショート清算:41Mドル

ロングポジションが大きく清算されたことで、買いの勢いが一時的に落ち着いていると考えられます。

資金調達率(Funding Rate)
  • 最新値:+0.0031(ロング優勢継続)

ロングポジションへの偏りが続いており、過去の同水準では価格の反落が発生するケースも多いため、注意が必要です。


3. オンチェーン分析

実現損益(Net Realized Profit/Loss)

6月13日時点で、ネット実現利益は+1.4Bドルとなりました。
利益確定売りが活発化しており、短期的な売り圧力が上値を抑えている可能性があります。

取引所フロー(Exchange Netflow)

6月12日には約550BTCの純流入が観測されており、投資家の一部が売却準備に入っていると解釈できます。

トランザクションデータ(6月14日時点)
指標 数値 備考
取引件数 6,888件 活動は安定水準
総取引量(USD) 179.7M やや増加傾向
平均取引サイズ 44,533ドル 大口・機関投資家の関与も示唆

4. 本日のまとめと展望

現在のビットコイン市場は、以下のような特徴が見られます。

  • 清算・建玉減少・利確進行といった「調整を示すサイン」が複数重なっている
  • 価格は105Kドルを維持しているが、上値を追うには材料が不足
  • 短期的にはレンジ継続か、105Kドル割れを試す展開も視野

今後は、資金調達率や清算方向の変化、オンチェーンでの流出入動向に注目したい局面です。

相場雑感

静かな値動きの裏でポジション調整が進みつつあり、表面以上に内面的な変化が感じられる一日でした。
今後は105Kの攻防と資金フローの変化を見極める局面となりそうです。

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※本レポートに掲載しているデータは、CryptoQuantTradingView、米政府統計機関等の公開データをもとに作成しています。

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