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【日次レポート(6/15)】ビットコインは105Kドル台を維持も上値重い展開|清算急増と利確で一服感

本日の注目ポイント

  • ビットコインは105Kドル台を維持も、上値は抑制される展開
  • ロング清算が前日比5倍超へ急増し、過熱感が警戒される
  • オープンインタレストはさらに減少、建玉整理が継続中
  • 実現利益は高水準維持、利確姿勢が継続中
  • 取引所への純流入あり、短期的な売り圧力再浮上の可能性

1. 価格とテクニカル動向

ビットコインは本日、終値ベースで105,507ドル(前日比 +0.14%)を記録。
高値は105,596ドル、安値は105,320ドルと前日に続き狭いレンジでの推移となりました。

30日移動平均線(EMA)は105,181ドル付近で、終値はかろうじてこの上を維持しています。
ローソク足は上下にヒゲを持つ小陽線で、値動きは限定的ながらも下値の堅さも意識されました。

2. デリバティブ市場の動き

オープンインタレスト(OI)
  • 最新値:33.63Bドル(前日比 減少)
  • 価格横ばいながら建玉が続落。ポジション調整・手仕舞いが進行していると見られます。

強制清算(Liquidation)
  • ロング清算:約189Mドル(前日比 +47%)
  • ショート清算:約6.9Mドル

ロング勢の過熱解消により、短期的な調整圧力が強まりました。

資金調達率(Funding Rate)
  • 最新:+0.00016(前日比 大幅減)
  • ロング優勢が鈍化しており、市場の加熱感が後退しています。

3. オンチェーン分析

実現損益(Net Realized Profit/Loss)
  • 6月13日時点で約+1.4Bドルの純利益
  • 利益確定の動きが継続しており、上値の重さを招いています。

取引所フロー(Exchange Netflow)
  • 6月13日:-7,915BTCの純流出
  • 流出超が継続しており、中期的には強気シグナル。ただし短期的には売り圧力の兆しも。

トランザクションデータ(6月14日時点)
指標 数値 備考
取引件数 142,802件 変動小・安定水準
総取引量(USD) 約5.56Bドル 前日比で大幅上昇
平均取引サイズ 約38,919ドル 大口取引比率が高まる傾向



4. 本日のまとめと展望

  • 建玉減少・ロング清算増加・実現利益拡大など、利確+調整モードが市場に広がる
  • 一方で価格は105Kドル台を堅持し、下値への耐性も見られる
  • 今後は105Kドルのサポート割れ有無資金調達率の反転ネットフローの方向性に注目
  • 上値再加速には、ポジションの軽さ+新規資金流入が鍵を握る

相場雑感

本日はレンジ内推移ながら、デリバティブ市場では清算が急増し、内面的なリスク調整が進んだ一日。
価格だけを見れば平穏だが、ポジションと需給の変化を丹念に観察すべきタイミングが続いています。

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※本レポートに掲載しているデータは、CryptoQuantTradingView、米政府統計機関等の公開データをもとに作成しています。

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